- 近年、夏の気温は恐ろしいほど上昇しており40℃を記録したというニュースも珍しくありません。住宅の中で過ごしていても熱中症の症状で病院へ運ばれるなんてニュースも毎年目にします。
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まずは家庭の冷暖房といえばエアコンを思い浮かべる人が多いと思います。真夏の昼間に汗だくで帰宅した部屋が冷房でキンキンに冷えていると最初は気持ちいですよね。でも徐々に体がなれると冷えすぎた部屋は不快に感じる事もあります。
エアコン(冷房)つけて眠ると寒いので夜中に電源をオフにして、しばらくすると暑くなるのでまたエアコンの電源を入れるという経験はありませんか?



画像提供:ユカリラ
①部屋の環境が安定。どこにいても温かい(涼しい)
②包み込む熱で快適な空間が整うシステム
快適な室内空間はふく射熱が作る
夏場のトンネルの快適性

これはふく射熱による効果なんです。空気の温度を変化させるのではなく離れた場所へエネルギーを飛ばす熱の伝わり方なんです。

焚き火を思い出してください
最近は焚き火を目にする事はありませんが、冬場の焚き火を思い出してください。冬場の空気は冷たくても少し離れた焚き火から届く暖気はポカポカしますよね。

ふく射熱とは少し離れたところまで熱を送り届ける仕組みなのです。これがめちゃめちゃ心地よい環境を整えます。

ふく射熱の冷暖房設備とは
有名なふく射熱設備は床暖房!
ふく射熱を使った暖房として有名なのは床暖房です。これは床に温水パネルを敷き詰めて温かいお湯を循環します。お湯の熱で床がジワジワ暖かくなるので、空気を温めなくても部屋が温もるのです。(電気シートタイプもあります。電気代メチャ高)
既にふく射式の床暖房は普及してますね。足元が温まるので快適で人気ですよね。では冷房はどうでしょうか?ふく射式の冷房機器って実はあまり普及していないのです。
ふく射式冷房機器が普及していない理由とは?
ふく射冷房が難しいのは結露の問題があるからです。ふく射で部屋を冷やそうとすれば結露水が生じるので排水や衛生面、お手入れの面が課題となってなかなか普及しないのです。

ふく射熱を利用した究極の冷暖房システム『ユカリラ』とは
ユカリラの仕組みは簡単です。まずは2重床構造の中にエアコンの空気を送り込むことで床全体の熱環境を変えるのです。床全体からふく射熱を発することで室内全体が包み込まれ快適な環境が整うのです。
この仕組は結露の心配がありません。エアコンから出てきた空気を床の裏面をなぞらせることで床に熱を伝達し、床からふく射効果を期待する仕組みなので極端に部材を冷やす必要がなく結露が発生する事も無いのです。
本当に『目からウロコ』とはこのことです。
ユカリラシステムのイメージ図


画像:2重床構造による流路(空気の道)を組み立てる
最近は断熱性能が高い住宅が増えたからこそ、今までの個別空調(リビングだけを温める)ではなく家全体を包み込む空調方式が快適に過ごせるキーワードになっております。
全館空調も対流式(空気を温める・冷やす)とふく射式(ムラ無く全体を包む)で大きく別れますが今回のユカリラはふく射式冷暖房システムとして、今までに無かった仕組みの商品です。
私も多くの空調システム検証をしてきましたが、このシステムはおすすめです。快適性を追求する人はふく射冷暖房システム『ユカリラ』を是非体感してみてください。


木造住宅の仕様や施工、品質について記事にしてます。一級建築士/一級建築施工管理技士/宅建士