家造り

住宅の計画は敷地内の屋外動線もしっかり考えよう

こんな人におすすめ

新築住宅を検討中で間取りを検討している人
住宅の敷地計画に興味がある人

動線計画について

家を作る時は動線という言葉をよく耳にします。『生活動線』『家事動線』人が移動する経路を考えて線でつないで表現します。家の中の動線はよく耳にしますが屋外の動線について考えたことありますか?

敷地内の動線計画について考えたことありますか?

住宅を計画するときによく耳にするのは『家事動線』です。キッチン、浴室や洗面脱衣室、洗濯機置場、パントリー(食品庫)のアクセスを良くすることで家事がしやすくなるという計画です。行動経路を動線として繋ぐ事で目に見えるようにわかりやすく計画します。

それでは日常の買い物に車を使用する人について考えてみましょう。買った食材を車からキッチンへ運ぶ時、キッチンの勝手口から出入り直接出入りが出来れば便利ですよね。

買い物の量が多い時は何度も往復することになります。また車の中に忘れ物した時も出入りが必要になりますよね。

キッチンから車へのアクセスを短く計画する事で日常の行動が楽になります。玄関から直接キッチンに繋がるプランであれば別ですが、多くの住宅では玄関とキッチンは隣接していないと思います。

敷地内の動線をしっかり計画することで日常の暮らしは大きく変わります。

忘れてはいけない敷地内の計画

住宅計画を失敗しない為に、事前に敷地内に計画しておくと良い項目として、ゴミストッカーも計画すると便利です。

家庭のゴミが多く出た場合、ゴミ回収日まで敷地内のゴミストッカーへ入れておくと家の中も片付くし便利です。その場合も車との動線同様にキッチンからゴミストッカーまでの距離が近いと助かりますよ

玄関しか出入口がない場合、玄関前にゴミストッカーを置く事はあまりないので、移動距離が更に長くなりますよね。

駐車場は必ず計画しますが、駐輪場をしっかり計画している家も少ないように思います。子供が小さい場合は、一輪車やキックボード等、遊び道具も置き場も欠かせません。

敷地内動線のイメージについて

敷地内の動線についてイメージを簡易的に配置してみました。
難しい話では無いのですがイラストで見たほうがわかりやすいですよね。

↓南側道路の敷地の場合
※黒い矢印が人の動線です

↓北側道路の場合の場合
※黒い矢印が人の動線です

↓南と西に道路がある場合
※黒い矢印が人の動線です

犬等のペットを飼いたい人は、小さなドッグランを考えておくのも良いですよね。庭で家庭菜園や庭いじりがしたい人は物置きスペースを計画しておくと良いでしょう。

敷地内の工事計画を外構

敷地内の工事を外構工事と言います。住宅建築の場合、新築工事計画が先行するので予算を削られやすく、住宅の間取りが決定した後に外構の計画が始まることも多々あります

きちんと事前に敷地内の必要なスペースを確保して、物置を置くスペースが足りない、自転車置き場が足りない等の失敗が無いように注意しましょう。

住宅の計画する時はしっかり敷地内の計画をしながら進めると良いですよ。

シューズクロークという考え方

最近は玄関内にシューズクロークを広めに計画も増えてきております。シューズクロークと言いますが、靴だけでなく傘・ベビーカー・釣り道具・スポーツ用品の収納スペースとして重宝されており大変便利なんです。

玄関ドアの前にもスロープを計画しておけば、高齢者の車椅子移動の方や、子育て中のベビーカー移動に楽になります。また、玄関ドアの開き扉が自動で開閉できると更に便利です。

今回は敷地内の動線についてでした。