①住宅の照明計画を検討中の人②ホームオートメーションに興味がある人③住宅の電気配線図で悩んでいる人④音声で照明を操作したい人
10年前の新築住宅では照明器具の主な役割は部屋を明るくする設備でした。
今も基本的な役割は変わりませんが照明器具を使用した雰囲気の演出や音声操作による利便性の追求など選択の幅が広がりました。
最近の照明機器はスマホのアプリを使って直接操作できる製品もあります。単体の照明機器を操作するなら十分ですが、住宅の照明計画を検討しているのであれば照明機器を操作出来るシステムを検討してみませんか?
アレクサを使用した音声操作に興味がある人にもオススメです。
Panasonicのアドバンスシリーズ「リンクプラス」を紹介します。
「リンクプラス」は家の照明をコントロール出来る便利な商品です。


画像出典:Panasonic
アドバンスシリーズ「リンクプラス」のポイント
①スマホで各居室の照明を操作する事が出来る
②照明の色温度により好みの雰囲気が演出が出来る
③Google Home(グーグルホーム)やAlexa(アレクサ)によるで音声操作が可能
スマホで各居室の照明を操作!
「リンクプラス」の最大の特徴はスマホと照明スイッチをBluetoothで連携して操作が出来るという点です。
照明器具をアプリで操作する製品はよく見かけます。この場合は照明のスイッチを消すと賞味器具に電気が流れないのでアプリからの操作が出来ないデメリットがあります。
多くの人は部屋から出る時に日常の習慣で照明を消すのが当たり前に身に付いていますので、ついスイッチの電源をオフにしてしまうのです。
アドバンスシリーズ「リンクプラス」はスマホでスイッチを操作するので誤って電源をオフにしても問題ないのです。機能性・操作性の完成度が高く他社には無い製品です。
家の各居室を「リンクプラス」にすれば、スマホで一括電源のON/OFF操作も可能です。もちろん個別で居室の照明操作も可能なので、外出前や帰宅時、出先からの照明確認が便利です。
照明の色温度を操作すれば様々な雰囲気が演出出来る
照明は室内を明るく照らすだけでなく日々の暮らしに彩りを演出します。
暖色の照明は室内を温かい雰囲気に包むだけでなく食事を美味しく見せる効果もあるそうです。同じ室内でも照明一つで雰囲気を変えることが出来ます。
照明器具の色温度を設定しておけば部屋を暗くする『シアターモード』や温かみのある『リラックスモード』等、気分を変えて楽しむ事もできます。

照明の演出!電気配線図でバランスを考える!
照明の色温度による効果を見てみましょう。大きく分けて3種類の色があります。

・電球色:リラックスした空間が作れる。オレンジっぽい温かみのある色。
・温白色:電球色と昼白色の中間色。
・昼白色:太陽の光に近い感覚。白っぽい自然な明るさ。
電気配線図で照明器具の配置バランスを考える
電気配線図で照明計画を考えている人は器具の色だけでなく、照明器具の配置バランスも一緒に考えましょう。
ダウンライトは天井に埋め込むので室内をスッキリ見せるだけでなく、分散して配置すれば部分的に明るさを強調したり、間接照明で柔らかく広がる照明計画をする事も可能ですよ。以下の3パターンを紹介しましょう。
①居室メイン照明とダウンライトを組み合わせてバランス良く配置しています。同時に点灯すれば部屋全体が明るくなります。
メイン照明の代わりに中心にダウンライトを計画する事もあります。(中心部にはダウンライトを4個くらい集中させます。)ダウンライトの光は直線的な照明効果があるため、設置した直下部分が極度に明るくなります。ソファーに寝る習慣がある人はダウンライトが眩しく感じる事もありますので注意しましょう。

②居室照明を消してダウンライトを点灯するパターン。
ある程度の明るさを確保しながら部屋の雰囲気を変えたいときに効果的です。照明の色温度も変えれば①のパターンと全く異なる演出が可能となります。

③間接照明は部分的に用いることで柔らかい演出が出来る
垂れ壁で照明器具を隠すと、部屋全体ではなく照明付近の壁や天井が明るくなるのでぼんやりとした柔らかい演出が可能です。但し壁の不陸や凹凸が目に付きやすくなるため、建築工事の仕上げ部材の選定まで気を配ることをオススメします。

音声操作も可能 来客時に楽しませてくれる
ON/OFF程度であれば既存住宅でも『スイッチ交換』『ネット環境』を整えれば設置は可能です。
但し、簡易的な工事と言っても資格者による電気工事が必要となりますので、まずは電気工事業者へ相談する事をおすすめします。


住宅建築のアドバイスや40代になって自身の変化、趣味・挑戦について記事にしてます。一級建築士/一級建築施工管理技士/宅建士