最近、『電力会社を見直しませんか?』というフレーズを目にすることが増えました。昔は電気を買う会社を選ぶなんて事は全く意識する必要は無かったのですが、いつの間にか当たり前のように社会に馴染みましたね。
2016年4月に家庭の電気についても「電力の自由化」が始まり、自分の意志で電力会社が選べるようになりました。電力会社を上手に乗り換えれば、電気代を安くすることも可能なんですよ。
新しい電力会社の参入
確かに実績と言う意味では不安ですよね。電力の自由化は電力システム改革の一環で今まで大手電力会社の独占だった市場に新規業者を参入させて競争力をもたせることが目的でした。その為に発電設備・送電部門・小売部門を分離したのです。
電力会社は『発電設備を保有する発電部門』と『電線や電柱などの設備を保有している送電部門』『電気の販売窓口となる小売部門』で成り立ってます。新しい電力会社は設備を持っていないため小売部門として参入しています。
電気代は安くなるの?
世帯別の電気料金について
総務省統計局から発表されている『家計調査年報(家計収支編)2019年』では、平均電気代は以下のとおりです。
・1人世帯の1ケ月の電気料金・・・5,700円
・2人世帯の1ケ月の電気料金・・・9,654円
・3人世帯の1ケ月の電気料金・・・11,116円
・4人世帯の1ケ月の電気料金・・・11,761円
・5人世帯の1ケ月の電気料金・・・12,945円
4人世帯家族のデータを参考にシミュレーション
■シミュレーション条件【ガス住宅】
住 宅:戸建て/ガス住宅(ガスコンロ・カス給湯器)
プラン:東京電力(従量電灯B) / ソフトバンク電気(おうちでんき)
容 量:50A/ 構 成:4人家族(夫婦+子供二人)
※9月に9,000円の電気料金が発生している前提で年間平均11,049円
出典:ソフトバンク おうちでんき
電気代だけで2年で約2,300円弱安くなりました。電気代だけだとインパクトは弱い感じがしますね。
初月の電気代無料のサービスもあるので、適用されるのであれば約10,000円の電気代が浮くことになります。
2年間の光熱費メリット
2,300円+10,000円=12,300円
携帯とセットサービスによる経済メリット
ソフトバンク・Yモバイルの携帯を契約している人は1回線あたり110円/月安くなります。家族2人が対象の場合、2年間で5,280円お得になります。
携帯割引の経済メリット
(2人ソフトバンクユーザーの場合)
110円×24ケ月×2回線=5,280円
画像出典:ソフトバンク おうちでんき
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ついでに自宅のネット回線も切り替えた場合
【おうちでんき】 を使用しているユーザーが、自宅のネット回線をソフトバンクに変更すれば、携帯が1回線につき1,100円/月安くなります。
※ワイモバイルでもOK
1,100円×24ケ月×2回線=52,800円
トータルメリットは?
電気料金メリット・・・12,300円(2年)
携帯回線メリット・・・5,280円(2年)
自宅回線メリット・・・52,800円(2年)
合算すると70,380円(2年)の経済メリット
住宅建築のアドバイスや40代になって自身の変化、趣味・挑戦について記事にしてます。一級建築士/一級建築施工管理技士/宅建士